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登山、ハイキング、旅行、そして懸賞、年金生活の中でいかに工夫しながら暮らしていく様子を見て欲しいです


by rasujiro
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介護4  生き方死に方

あんなに、帰りたいって騒いでいたジジ様
もう、騒がなくなりました、
でもRにスッカリ馴染んだようで
ソファーでいつも横になっています
まるで、ジジ様がお家に居る時に、いつもテレビの前で
寝たまま老人をしていた時と全く同じ姿で
ソファーの肘を枕に、短い足を組んで横になっています
金柑達が、面会に行っても、寝たまま老人の格好でお話します。
お家に居る時と全く同じです
金柑達(ババ様も)とても気持ちが楽になりました。
でも…ジジ様痩せてきました
何か、目に活気がありません

施設の人に聞いてみると
ジジ様、時々食事を拒否するって
拒否しても、少し時間を置いてもう一度声をかけると
また食べてくれたり、それでもアカン時もありますってお話聞きました
ジジ様、元々が食べる事あまり好きではなかったので
何となく納得

Rからは週に一度くらいジジ様が転んだ
熱が出たと、電話があり、そのたびに金柑病院に走ります
何度も転び、熱を出すジジ様
この後、熱でも一度、入院させてもらいましたが
どれも、たいした事はなく
あ~ジジ様は、こうして少しずつ弱って行くのやろな~って思っていました

そんな、ある日Rから電話ジジ様が、また転んだって
金柑、また病院に走りました
その時の、ジジ様の表情何か今までと違っていました
何か?オドオドした?違うかな?落ち着かない目??
違うかな?いたずらをしていた子供がいたずらを見つけられたときのような目???
少し気になったのは確かです
でも、ふと見たらジジ様お漏らししてました
幸いにも金柑、ジジ様の着替えの洗濯したもの持っていたので
付添って下さった看護婦さんが着替えさせて下さいました
お漏らし、してたから、あんなにオドオドした目をしていたんだと思いました
柚子ちゃんや。ポンカンにも、もちろん連絡したんやけど
これまでに、何度も柚子ちゃんや、ポンカン駆けつけてきてたし
ラス次郎が、この時帰ってきたので病院まで来てもらいました
だから柚子ちゃんとポンカンは、来なくてエエって事で
、二人で先生のお話聞きました
、大丈夫って事でジジ様はRに戻りました。

そして次の朝8時半過ぎRから電話
ジジ様の様子が変なので、今から救急車を要請します
でも、ジジ様がかかってる病院も9時前になれば、脳外科の担当の先生がこられるので
一番に診てくれるそうです。どうしますか?って
今から、救急車を呼んで、どこの病院に搬送されても9時にはなるし
それなら今までお世話になった先生にって思って○病院をお願いしました。

まずは柚子ちゃんと、ポンカンに電話
そして金柑、病院に走りました
病院で待っていると、しばらくしてジジ様が来ました
ジジ様の、表情あきらかに変です

(T_T) ウルウル

表情が、普通ではありません
ジジ様、みたらヤッパリ失禁しています(
オムツしてるのに???ズボンが濡れています
でも、昨日みたいにオドオドしていません
金柑の顔を見て「助けて~」って目をしています
でも表情は、完璧何処かの世界に行ってます
顔もすりむけています。
ヨダレが、信じられないくらい出ています
金柑にすがるような、悲しそうなジジ様の目!
金柑、自分がお世話出来ないから施設にお願いしてるんやから
絶対、失礼な事は言いたくないんやけど
金柑、出来るだけ感情を押さえて
いったいどうしたのか?聞きました
朝、起きたら様子が変だったのお話
素人の金柑には、それ以上の質問をする能力はありません

診察室に入り、先生がジジ様の顔を見るなり
「いったい何をした!」とRの看護婦さんに言いました
とても、優しい先生で、こんな厳しい言い方始めて聞きました
「いったい何をした」?????
この言葉の意味を理解するまで、金柑ダイブン時間がかかりました
先生に「先生、何をした?って・・・どう言う意味ですか?」
先生は、金柑の顔を見ながら、家族さんにもチャンと説明してくれ
「いったい、何をしたんや!」
昨日は頭を打って連れて来た、昨日の夜や!
そして、今朝また新たな、この顔面の傷
「何をしたんや!」
金柑…やはり理解できません
「先生、父の表情、昨日と違ってあきらかに変ですよね?やっぱり頭に血が溜まってますか?硬膜外?
マタ手術?」
先生「あきらかに、これは、とても危険な表情や、昨日とは全く違う!だから何をしたんや!って聞いてる」

Rの看護婦さんマゴマゴしています
トロイ金柑も、やっと分りました
看護婦さんに「いったい何があったのですか?言って下さい」って言いました
看護婦さんの、お話では起きたらジジ様の様子が変だった
慌てて、着替えさせて畳みの所に座らせたら
ジジ様、前のめりに転んで顔面を打ったらしいです。
転んだ」所は」見ていないらしいです。
先生は、今状態のジジ様を座らせて、ほったらかしにしたのが、許せない様子。
畳みに座っていて、前に転んだとして、ここまで怪我するか?も疑問に思われた様子
とにかく、処置が必要!てことでまずはCT
色んな検査で待ってるうちに、Rの看護婦さんだけが呼ばれて
先生とお話????
出てきたRの看護婦さんは、爺様、脳挫傷やて入院やからって
書類を作り、帰ってしまいました
ジジ様が、昨夜何故転んだのか?何度聞いても誰も見ていなかったので
分らないの説明「小さな声で。誰かとぶつかったんかな??」
前回の時と全く同じ答えです
結局、ジジ様の転倒の原因は分らないまま
ジジ様は、脳挫傷で言葉と視野を失いました
歩く事も、自力で座る事も出来なくなりました。
でもまだ、この時は食事だけは出来ました
食べさせてもらって、やけどゴックンは出来ました

私たち。またまた24時間の付添い始めました
この脳挫傷でジジ様は左右の脳が壊れてしまいました
でも、不思議な事に、認知は治っています
ただ、言葉が話せないだけで、こちらの言う事は理解しています
短期記憶も中期記憶もちゃんとあります。
ジジ様、食事は、頑張って食べてくれるんやけど
よく熱を出すようになりました
ジジ様、一日中眠っています
ほとんど毎日熱が出ます
ジジ様、どうも食事を上手にゴックン出来なくなっていたようで
誤嚥肺炎を何度も繰り返したいたようです。
一日中眠ってるいる、ジジ様、ジジ様の手の色に血の気がなくなってきました。
この時、先生からジジ様は、もう口からの食事は無理って事で
イロウを進められました
私たちは、何度も話あいました
ジジ様も、ババ様の延命処置は拒否していました
ジジ様、ババ様が元気だった頃
よく言いました、寝たきりになったり、認知になったりしてまで生きていたくないって
娘の苦労をかけたくもなし、自分も。そんな姿で生きたくないって
だから、施設に入れて欲しい、延命処置はしないで欲しいって。

イロウは延命処置って書いてありました。
3人で何度も何度も話しました
イロウに、して元の生活に戻れるなら
迷わずします
でも、脳挫傷で壊れた脳はもう、戻らないのです
そこで3人が出した答えは
3人が交代で実家でジジ様とババ様を見ようって決りました
イロウは断る、生きるのに最低必要な点滴だけしてもらって
ジジ様と、ババ様を実家で介護しようって
私たちの、考えを夫やお姑様は納得してくれました
私たち、娘が気がすむようにすればエエ
ただ、私たちの体を大切にして欲しいって条件だけつけられました。
その考えを病院にお話しました

私たちの考えてる事が、どれだけ大変な事か
私たちだけじゃなく、最低限の点滴で生きるって事は
徐々に、時に何年もかけて衰弱していき、餓死して行くのだ
それは、とても苦しい死に方だって聞きました

それを、聞いたら、いくら何でもその方法は取れませんでした。
それに、タンもチューブを喉の奥に入れて
家族が取らなければいけないそうです
怖い、怖いです
失敗して、喉を突いて死なせてしまったら・・・・

それならば、イロウをするしかありません

ババ様反対しました、すごく反対しました
でも、他にどんな方法があるのでしょうか?
ジジ様、ババ様の、願いは叶えてあげたい

84年も頑張って生きたきたのに
戦争や辛い時代を生き抜いて
そして最後の最後も自分の思うようにさせてもらえないのでしょうか?
ババ様、ジジ様に、そんな可哀想なことしないで!って言います

金柑も、ジジ様ババ様の思うようにしてあげたいです

でも、何年もかかって、少しずつ餓死…
そんな死に方、ジジ様もババ様も理解していたのでしょうか?
私達でさえ知らなかったのに

それならば、イロウにして、少しでもジジ様が楽しめる環境を作ろうって
事でイロウを決心しました。
でも結果的にジジ様イロウは出来ませんでした
ジジ様、若い頃に胃潰瘍で胃の手術をしていて
胃が肋骨の下にしかなくiイロウは無理だったのです

残るは、鼻からのチューブと24時間点滴
ジジ様、すぐにチューブ抜いてしまいます。

しかたがないので24時間点滴をする事に
これは、ペットボトルの蓋くらいの大きさの
ポートを肩の近くに、埋め込んでもらって
心臓近くの静脈に24時間かけて
高カロリーな栄養を送りこみます
これは、イロウと同じくらいの効果があり
餓死することはありません。
私たちは、手袋以外の、一切の拘束を拒否しました
かりに、それが原因で何か医療事故があっても
悔いは残りません、決して訴えるつもりもありません
ベットに括りつけられてまで、の治療は考えられません
だって24時間の点滴やから
これを認めたら24時間、拘束されるって事になってしまいます
そんな、患者さんたくさんいます

お話、またまた長くなちゃいました
今日はココまでにさせてもらいます。
by rasujiro | 2010-09-30 11:05 | ジジ様、ババ様